サロンの開業にかかる費用とは?独立開業するため必要なもの


サロンを開業するための最初の大きな関門は、資金の調達です。美容サロンの開業で一般的にいわれている自己資金額は1,000万円と大きな金額です。ただ、美容サロンでも施術のカテゴリーによって設備投資費用に違いがあります。

ここでは美容サロンの開業にあたり、開業するために費用かかるものとはどんなものかを解説します。

1. 資金の調達はサロン開業の最初の関門

サロンを開業するには大きな資金が必要になります。ここで用意できる資金がお店の規模を左右する事になるので、自己資金と融資などを上手に使い分けた計画的な資金調達が必要です。

融資を受けることを考えても、総開業資金のおおよそ30%は自己資金として用意しておくべきでしょう。可能であれば、50%程度は自己資金として保有しておくと安心です。

2. サロンの開業費用の内容

実際にサロン開業にあたって、どんな費用がかかるのか見てみましょう。サロン開業するためには大きなお金が動くので広告宣伝費など雑費だと思われがちですが、これも確実に開業費用の一部として数字にあげておきたい費用です。

2-1. 物件の取得費用

サロン開業にあたり開業費用の欄に数字にのせなければならないのが物件の取得費用です。いわゆる物件を借りるための家賃や敷金礼金です。

たとえば美容サロンの中でもエステサロンやネイルサロンなどは自宅の1室を使用する場合もあり、そのような場合はこの費用を省くことができます。

2-2. 設備投資費用

開業するにあたって専用のイスやベッド、また美容室などはシャンプー台や専用の機器などのリース代などがかかります。

たとえば元の賃借者が同じ業種でそのまま設備を残していったあとに借りる居抜け物件では設備投資を抑えられますが、天井も何もないスケルトン物件では内装工事から始めなければならないのでそれだけ費用がかかります。

2-3. 固定費用(運用費用)

開業費用として数字にのせておかねばならないのが固定費用(運用費用)です。開業直後は客足が伸びないこともあるのであらかじめ売り上げに関わらず、経営上発生する費用を開業資金と一緒に取っておくことをおすすめします。

2-4. 傷害保険などの保険料

独自で開業した場合、万が一のために加入しておくべきものに傷害保険があります。不慮の出来事でお客様の持ち物を汚してしまったり、施術が思わしく行われなかったりしたことで支払わねばならない損害賠償の負担の予防のため、経営者として加入しておかなければならない保険です。

同時に、開業にあたり経営者として生命保険に加入しておくことをおすすめします。備えがあれば、何か事が起きても安心です。その保険料も開業費用の数字にのせておきましょう。

3. サロン開業にかかる費用の調達方法

自己資金が少なく費用が足りない場合は、金融機関や公的機関から融資を受けることも可能です。ただし融資を受ける場合はどこから融資してもらうにしても、審査に通らなければなりません。

3-1. 審査を通りやすくする工夫も必要

主に融資してくれる箇所は下記のようなところです。

  • 銀行
  • 日本政策金融公庫(民間金融機関で事業に取組む人を支援する政策金融機関)
  • 自治体の制度融資(銀行などの通常の融資に比べて低金利)
  • ファイナンス
  • 全国信用保証協会連合会

一般的に借り入れできる金額は自己資金額の2~3倍ほど、自己資金が500万円なら1,000万円~1,500万円が相場のようです。ただこの金額も明確なわけではなく、下記のような点において審査されます。

  • 経営者の経歴書
  • 経営者(申込人)の返済能力
  • 自己資金額
  • 担保や保証人の有無 など

3-2. 経営者の経歴書は詳細に記載する

経営者(申込人)の返済能力などは経営者の経歴書の内容によって大きく影響するので、少なくとも申し込む際には経営者の経歴書の内容は手抜きをせず書きましょう。

<経営者の経歴書の内容>
サロンのコンセプト
収支計画
技術力(店長の経験など)
マネージメント力(経営に携わった経験など)
受賞歴 など

3-3. 資金の調達が無理ならフランチャイズに加盟する方法もあり!

開業したくても目標の費用を調達できない場合は、フランチャイズの契約を交わし加盟店として開業するという方法もあります。資金がないけれど開業したい、という方におすすめのサロンの開業の1つの手段です。

設備投資費用などがかからない分、開業費用を抑えられますが、全く費用がかからないわけではないので、契約前の説明会の時によく話を聞いておきましょう。

4. まとめ

サロンを開業するには費用がかかるものです。開業間近になって自己資金が不足していたため、あわてて融資を受けることにしたり、リースするはずだった機器を借りることができなかったりという声も多く聞きます。融資をしてくれる機関があっても100%借りられるわけではないので、開業するには必要な費用の最低30%程度、可能であれば半分くらいの自己資金は準備しておくと安心です。

埼玉県さいたま市の「光美容ラボ」は、「普段見えないところこそ、綺麗にお手入れ」というコンセプトのもとに、共にパートナーとしてフランチャイズ契約を結び経営に参加してくれる経営者を募集しています。

特許技術を用いた巻き爪の補正を行い足のお手入れと、安全で確実な脱毛の施術を行っております。見えないところから美と健康を保つ目的とする光美容ラボにご興味のある方はお気軽にご相談ください。